• 2025年6月17日

運動習慣でサルコペニア(筋肉減少症)を予防しよう

「サルコペニア(筋肉減少症)」とは、加齢に伴って筋肉の力や量が減っていくことです。

介護の必要性を考えるときに検討されることが多いため、ご高齢の方の症状と思われがちですが、25歳頃から生涯を通して進行していきます。主な原因は、加齢、栄養不足、活動不足の3つです。コロナ禍においては、外出を控える日々が続いたことで活動量が不足し、サルコペニアが急速に進行された方もありました。筋肉が減ることで、歩く、立ち上がるといった日常動作においても転倒などの危険が生じるようになると、介護を受けて安全な生活を維持していくことが大切になります。

このような要介護状態になることをなるべく遅くする介護予防の考え方では、他に「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」や「フレイル」といった言葉もよく用いられます。筋肉だけでなく骨や神経の機能も評価するロコモ、身体的な機能だけでなく心の健康や社会的な状況も評価するフレイルと異なり、サルコペニアは筋肉の量のみに注目しています。筋力不足はロコモやフレイルの大きな要因となるため、個別に評価する必要があるのです。

サルコペニアを防ぐためには、簡単な運動を習慣的におこなうことが有効と言われています。ジムやスポーツクラブなどに定期的に通っておこなう運動習慣でも、家庭でのすきま時間におこなう筋トレのような運動習慣でも、どちらも筋肉量の維持に効果があります。生活スタイルや性格に合わせて取り入れることで運動を続けやすくなりますよ。

体重が減る、足が細くなる、疲れやすい、荷物が重く感じる、少しの段差でつまずく、歩くのが遅いといったサルコペニアの症状が気になる方は医師にご相談ください。

米田内科のフィットネス施設での運動療法については、下記のリンクでご案内しています。

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家庭でおこなえる簡単な運動は、下記のリンクでご紹介しています。

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