- 2026年3月17日
管理栄養士だよりNo.84「鰆とトマトのチーズ包み蒸し」を掲載しました
ビタミンDは、骨を強くするビタミンとして知られ、骨の主成分であるカルシウムの吸収を助ける働きがあります。脂ののった青魚やキノコなどから摂取することができ、また皮膚に日光(紫外線)を浴びることで体内でも合成されます。
ビタミンDには免疫機能を増強・調整する働きもあります。体内に侵入したウイルスや細菌の増殖を抑える抗菌ペプチドと呼ばれる物質は、ビタミンDが十分に体内にあることで効率良く作り出されます。抗菌ペプチドは、皮膚や腸内のバリア機能を高め、アレルゲンの侵入を減らすことでアレルギーを引き起こしにくくなるとも言われています。さらに、ビタミンDは免疫のブレーキ役(制御性T細胞)の働きを助け、免疫のスイッチ役(IgE抗体)の産出を抑制することで、過剰な免疫反応であるアレルギーを防いでいます。
春が旬の鰆100gには、成人の1日の推奨摂取量と同等のビタミンDが含まれています。干しシイタケ5~10g程度でも、必要量を摂取することができます。屋外で日光を浴びる時間の少ない方は、食品から必要量を摂取できるように献立を工夫してみてくださいね。
ビタミンDには感染症やアレルギー疾患を予防する働きがありますが、すでに発症している場合には薬による治療が効果的です。インフルエンザや花粉症でお困りの方が多い季節です。早めの受診で乗り切りましょう。

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