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豆知識 甲状腺疾患とは 生活習慣病を知ろう
 

「なんだか疲れる」「首が太くなった」「いつも調子が悪いのに、原因が分からない」ということはありませんか?

原因不明の慢性的な体調不良、首や瞼の腫れ、不整脈などが気になる方は、内分泌内科での診察をおすすめします。

甲状腺は喉のあたりにある臓器で、2つのタラコが蝶ネクタイのように並んだ形をしています。体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌します。

甲状腺疾患の症状は全身にあらわれます。原因のよく分からない体調不良が続きますが、一般的な内科検査では異常を発見しづらいため、うつ病などの精神疾患、更年期障害、気のせい、なまけなどと誤解されて苦しんでいらっしゃる方もいます。首の腫れを伴う場合もありますが、甲状腺は手で触れることが難しい臓器のため、専門医でないと腫れを確認できないことがあります。

甲状腺疾患は下記のように区分されます。

甲状腺疾患 甲状腺腫瘍
結節性甲状腺腫
・良性
・悪性(甲状腺癌)
甲状腺機能障害 甲状腺機能亢進症
(バセドウ病など、甲状線ホルモンが過剰に分泌される疾患)
甲状腺機能低下症
(橋本病など、甲状腺ホルモンの分泌が減少する疾患)
 

※甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では眼球突出という症状がよく知られていますが、眼球突出を伴わない場合もあります。

  甲状腺ホルモンが過剰に分泌する病気の代表がバセドウ病です。甲状腺を刺激するタンパク質によって甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、体の新陳代謝が活発になりすぎる病気です。

たくさん食べているのに痩せる、疲れやすい、不眠、動悸、発汗、手の震えなどの症状があります。また、目の周りの脂肪組織や筋肉が肥大して眼球を押し出す眼球突出という症状があらわれる場合もあります。
  甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気の代表が橋本病です。甲状腺を刺激するタンパク質によって甲状腺が損傷し、ホルモンの分泌量が低下することで体の新陳代謝が不十分になる病気です。

疲れやすい、脱力感、食欲不振、白髪、脱毛、月経異常、認知症、筋力低下など、いわゆる老化現象に似た症状があらわれるため、病気に気付かず適切な治療を受けられていない患者さんが多くいらっしゃいます。
 

甲状腺機能障害は成人女性の20〜30人に1人が罹患しているとされており、あまり知られてない割に発生頻度の高い疾患といえます。特に20〜40歳代の女性に多く発症します。

男女別発症比率は、男性が1割、女性が9割です。女性に多くみられる疾患ですが、男性に発症しないわけではありません。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の発症比率は、男性が2割、女性が8割と、男性の発症率も比較的高くなります。

 

ほとんどの患者さんは「なんだか体がだるい」「首が腫れた」と訴えて来院されます。甲状腺疾患は、地域や職場の健康診断、人間ドックなどでは発見されにくい病気です。検査結果の異常や原因が見つからない体調不良にお悩みの方は、内分泌代謝専門内科医にご相談ください。

血液検査や超音波断層診断(エコー)などで診断でき、継続的な投薬治療と経過観察により体調を改善し、日常生活への支障を取り除くことができます。

 
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