私たちの体は食事で得られる栄養素によって成り立ち、健康に保たれています。そのため、正しい食習慣を身につけることでより健康に過ごすことができます。また病気を予防したり、治癒あるいは軽快させたりすることもできます。食習慣や生活環境を変えることは簡単なことではありませんが、少し改善するだけでも効果があります。当院では、ひとりひとりに合った改善方法を考えて、無理のない食事療法を実践できるようサポートいたします。
■食事療法の時間帯
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バランスよく食べましょう! |
第一に食べ過ぎないということです。合併症を発症している場合を除いては、特に食べてはいけないものはありません。適切な食事量をしっかり守りましょう。また栄養バランスも重要です。炭水化物や動物性の脂肪を控えるとともに、野菜やきのこ、海藻といった食物繊維を多く含む食品を積極的に摂りましょう。食物繊維には、血糖値の上昇を抑える効果があります。 |
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ヨウ素を含む食品の摂取を控えましょう。甲状腺ホルモンはヨウ素を原料として作られています。バセドウ病や橋本病など甲状腺疾患に罹りやすい体質の人がヨウ素を多く含む食品を摂り過ぎると、甲状腺の病気を発症することがあります。また既に発症している人は症状が悪くなったりします。ヨウ素を含む海藻類の中でも昆布はヨウ素量が多いので、食べないようにしましょう。昆布だしにもヨウ素が多く含まれるので、他のだしを使うようにしてください。市販の顆粒だし、液体だし、だしパックにも、昆布の成分が含まれていることがあるので気をつけましょう。
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昆布を摂らないようにしましょう! |
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